創設者について - カルメリ
B Free 創設者のカルメリは若い頃から、自分の女性用下着ブランドを立ち上げることを夢見ていました。2009年、国際的なファッション業界での15年間の経験をもとに、4人の子供の母親になったカルメリは、夢を実現しようと決意しました。
子どもの頃、カルメリはパリとアテネを行き来しながら過ごし、ヨーロッパの文化を吸収しました。1996年、彼女はパリで最も評判の高いファッションスクールであるパリ大学ESMODでファッションの勉強を始め、ファッションに夢中になりました。シルエットやオリジナルデザインを描き、華やかな衣装を縫うことに、3年間のすべてを捧げました。パリはインスピレーションを得るのに理想的な場所でした。フォーブール・サントノレ通りを歩いたり、ルーブル美術館の美術展を鑑賞したり、デセイユのような豪華なフランスの手作りレースメーカーの工場を訪れたり、カール・ラガーフェルドやジャン・ポール・ゴルチエのような有名デザイナーのオートクチュールファッションショーでモデルの衣装をボランティアで作ったりすること - 彼女が最もインスピレーションを受けた時期でした。
カルメリは、学業の最終学年で、自分の専門知識をランジェリー作りに活かすことを決意しました。
「小さくて繊細なアイテムに、これほどまでに多くの思考と創造性を注ぎ込めることには驚かされます。それらはハンガーにかかって美しいだけでなく、女性の体に着たときにも美しくなければなりません。こうしたアイテムをデザインすることの喜びは、その難しさにこそあります。そして同時に、それらが快適であり、女性があらゆる面で自由に自分らしくいられるようにすることも重要なのです。」
ランジェリーの製作に必要なすべての要素が、彼女にとって魅力的な挑戦であり、もっと学びたいと思わせるものでした。
第一子が生まれたばかりのカルメリは、オーストラリアのPacific Brandsで仕事の機会を得て、夫と1歳の娘と共にメルボルンに移住しました。Pacific Brandsでのキャリアは順調に進み、下着やソックスのデザインチームを統括する中で、海外出張を通じて多くの知識を吸収し、広報スキルや製造技術の専門知識も磨いていきました。
Pacific Brandsでの約7年間の経験を経て、変化の時が来ました。4人の子供に恵まれ6人家族になった今、家族との時間を大切にしながら、デザインへの情熱も持ち続け、ビジネスキャリアを発展させることのできる変化を求めていました。
「キャリアと家庭を両立するのは簡単ではありません。でも、愛情あふれる家族と、やりがいのある仕事があれば、それだけで頑張る価値は十分にあると思っています。時には不可能に思えることもありますが、どちらへの情熱も、私の原動力なのです。」
カルメリは下着部門で経験を積み、さまざまなスタイルの下着をデザインしました。母親でありビジネスウーマンでもある彼女は、快適さがいかに重要であるかを身にしみて感じていました。
「どうして“シームフリー”なのかって?それは、長い仕事を終えて帰宅したとき、ワイヤーブラが肌に食い込む不快感が、一日中ハイヒールを履いていたときと同じくらい辛かったからです。4人の子どもを育てながら働く私には、下着の色分けや個別洗いに時間をかけていられませんでした。サイドシームのほつれや、誰かに“チクチクするタグを切って”と頼まれることも、もう手が回らない悩みのひとつでした。」
豊富な技術的知識と経験から、どんな現代のライフスタイルにも合い、長持ちする品質を提供できる唯一の技術が、シームレス(縫い目のない)の糸編み技術であることは明白でした。
シームレスは、耐久性があり、ぴったりとフィットするだけでなく、その伸縮性の高さからサイズ調整が柔軟で、加えて着圧やシルエット補正などの構造を縫い目なしで編むことができるというメリットがあります。これにより、完璧なフィット感や、スタイルアップなどの補正の実現、また文字の編み込みが可能になり、タグやラベルをつける必要もなくなりました。
こうして、B Free Australiaのインスピレーション - 毎日快適に使える長持ちする下着に対する重要なニーズ - が生まれました。
B Free誕生から15年が経った今、ますます多くの女性がB Freeを体験し、その快適さのファンになっていただいています。
カルメリは、成長期にある少女、家庭を持つ女性、働く女性や旅行中の女性、母親や妊婦、スポーツ選手、手術後の女性、障害を持つ女性、敏感肌で天然繊維を必要とする女性など、あらゆるライフステージにある女性に高品質の下着を提供することに誇りを持っています。
「私たちのアイテムによって、世の女性の日々が変化していることを知ると、とてもやりがいを感じます。いつの日か、家に帰ってブラジャーが着け心地が悪いのですぐに外したいと感じる女性がいなくなることを願っています。」